ありのままに
朝カーテンを開けると一瞬雪かと間違えるほどの白さが目に飛び込んでくる
白のハナミズキが満開になっている
ハナミズキはアメリカから桜と交換した花と聞いている・・ピンクのハナミズキも大好きであるが我が家のベランダから見えるのは白
秋元順子さんの「雨の旅人」の歌詞に「何気ない景色さえいとおしくて・・」という部分があるがこの歌詞の部分を歌うときいつも涙が出る
主人は後年ホタル族だった・・多分孫が生まれてからだったと思う
いつもベランダで外の景色を眺めながらタバコを吸っていた
その主人が見ていた景色はとりたてて何も珍しい訳でもないがただ主人が見ていた景色と思うと・・矢張りいとしい
右手にユズリハその奥に八重桜正面からやや左は今は白のハナミズキ遠くに一本だけピンクのハナミズキ
主人が亡くなってもそして知人が亡くなっても季節は何事も無かったかのように過ぎて行く・・同じ時間を共に長く共有したものだけが思い出を懐かしみ時折涙し心震わすだけ・・
そんな時代は繰り返し繰り返し過ぎていく・・そして私がいなくなっても矢張り同じ光景は繰り返され時は過ぎて行くだろう
そう思うとき矢張り今、この一瞬がとても大切に思えてくる
生きていればこそ感ずる事の出来る喜怒哀楽
今日涙し明日大笑いをして次の日怒りを感ずる事あり・・・それが人間かも知れない
人間らしく生きるのはありのまま生きる事かもしれない
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